衝撃の告白

朝から夫に

「衝撃の告白をします」と言われた。

この歳になるとちょっとの事では驚かない。

まぁドキドキもしなかったが、というか嫌な予感はしたが、

「昨日の夜中にトイレに起きたら玄関先でまたコウモリが飛んでいた」

とひきつりながら言った。

2度ある事は3度あるとはよく言うが、その通りだった。

いやそれを引用するのも少しおかしいのかもしれないが、

3度目ともなると発狂するまでもいかない。

それより私が爆睡している間に夫がコウモリ相手に

1人で格闘していたかと思うと申し訳なく可哀そうになった。

との思いもあるが、正直知らぬ間の事案解決でほっとした。

コウモリはタオルにくるんで外にそっと置いたらしい。

夫が仕事に出かける前に一緒に確認した。

残念ながら少々小心者の夫は、くるまった白いタオルを棒でつついた。

明らかにピクピクと動く。

そうっと開けると小さいネズミみたいなコウモリがいた。

羽さえ広げなければ小さくそんなに恐怖は感じないのだ。

そのままタオルをまた閉じスコップに乗せて近くの

小さい用水路に夫が運んでくれた。

今回の予想は1階リビングの換気扇ではないか。

去年電源を抜いて開くはずのない換気扇だが、

今回の強風で一瞬のすきに隙間から入ったのではないかという

夫の見解である。

あ~、なんという間抜けな私たちか。

よく考えればそんな事は予想できたのではないか!

いつまでコウモリの呪縛は続くのか!

この近所では我が家だけなのか!

 

外に出てご近所さんの家を眺めて怪しんでいる。

うちだけじゃありませんように・・

コウモリのせいで益々意地悪になった。