コスメサロン

乳液やらの化粧品がなくなったので

行きつけのコスメサロンに行った。

そこは友達の紹介で15年程前から行くようになった、

街の繁華街の中にある洒落たお店だ。

昔はあれもこれもと相当な額を毎月買い、

貯めたポイントでエステも毎月通っていた。

それでお肌が調子よく感じられていたのだから、

その時分はそれで満足していたのだろう。

家では夏になると高価な化粧水パックを毎日のように貼り、

数種類の化粧品をつけまくる。

お風呂からあがって寝るまでに1時間以上もかかっていた。

今ではコットンなんか使わない、

手に化粧水つけてバシャバシャやっておしまいだ。

 

ひとまわり年下のお店の女の子たちも今ではすっかりいい歳になった。

相変わらずお肌は真っ白で綺麗だが、やはり昔のままではない。

老眼の話になったのだが実は彼女たちも見えなくなったらしい。

とっても嬉しくなった。

いくら綺麗でも、み~んな歳をとるのだ。

そして私は人生の先輩ずらをして上機嫌で帰った。