ご褒美

写真で自分の姿に衝撃をうけた夫は、「脱!おやつ」宣言をした。

なので必ずあった我が家の備蓄菓子がなくなった。

私のお腹のためにもその方がいいことはわかっている。

しかしいつの間にこんなにお腹や背中が大きくなったのか?

他人事だった「メタボ」が今は我が家の現実だ。

どうしたらいいんだ? なんてことは人に聞かなくてもわかっている。

運動さえすればいいのだ。

問題はいかにやる気をおこすかだ。

最近ウオーキングを始めたがまだ2回目だというのに膝が痛い。

テレビで観た簡単ポーズを夫は試している。

我が家は完璧なシルバー家庭になった。

お金を出して痩せるという行為は断固反対であったが、

やる気を奮起する最終手段はやはりそれなのだろう。

 

自分に甘い人は、甘いものを食べ過ぎるからなのか?

頑張ったご褒美はたいがい甘い物だ。

早く何かを頑張ってご褒美をもらわなければ!

 

早急に「何か」を探すことにしよう。

 

 

パルム3本

自宅の駐車場の真上を走るいくつもの線がある。

下から電話線・ケーブルテレビ線・電力線がかかっているらしい。

選択肢は相当あるはずなのに、一部のカラスの憩いの場が

我が家の真上の電線になった。

なぜカラスは用を足すのに電線を使うのか?

しかも我が家の駐車場の真上のどこがよかったのか⁉

しかも2台並ぶ駐車の夫の車の上を狙って((笑))

おかげで朝から夫のイライラとカラスへの憎悪の執着心が増した。

そして夫は電線の各事業所に電話をした。

私はそういう苦情らしき電話をかけることに少々躊躇するが、

夫は全く気にしない。ほん

ということで、連絡した次の朝には電力会社とNTT工事業者が

立て続けにきてくれた。工事車両で来たNTTさんにいたっては

その場で対応作業をしてくれた。

あまりにも迅速で感心した。作業したのは各々高所作業車に乗ってきた

若い(私から見れば)さわやかなお兄さん2人、そして交通誘導係の

おじさん(孤立した住宅地なので住民以外ほとんど通らない)。

完璧なおばさんならこういう時の為に冷蔵庫の中から

缶コーヒーでも出してくるのだろうが、我が家の冷蔵庫に

そんなものは切ない。

かろうじて冷凍庫にあった夫が買ってきた箱入りのパルムを3本

作業終了の報告をしにチャイムを鳴らしたお兄ちゃんに渡した。

お恥ずかしいのですがと、本当に恥ずかしかったのでそう言った。

そのお兄ちゃんの「ありがとうございます」と

相変わらず爽やかに言ってくれて去って行った。

 

なんだか私はいつまでもにやけていた。

そしてすっぴんだったことを後悔した。

 

いつもの

十数年振りに違う美容室に行った。

美容室を代えるというのはなかなかの勇気がいるものだ。

美容室に限らず「変える」ことは面倒くさくストレスでもある。

いつものは決めなくていいし、無駄な動きもいらない。

が今回はいつもの美容室に飽きたと感じたいうより、

なにか変化が欲しかった。

美容室はむか~し昔、若い時に切ってもらっていた人で、

懐かしい話もでき、年を重ねたその人から興味ある話も聞けるのではないか、

という思いもあり、わざわざネットで調べて初めての店へ行ったのだが、

人間思い通りにはいかない。

その人は私のことを覚えていなかった。

なんとなぁく覚えているとは言っていたが、そうではないことが最後までわかった。

しかも歳を重ねた職人さんは愚痴と自慢が多かった

何よりもショックだったのは、指名料がないのにもかかわらず、

カラーだけなのに結構な料金がかかったことだ。

いつもの店よりは安いと思い込って行ったのに・・(´;ω;`)ウッ…

思い出と理想は自分だけのものだと改めて痛感した。

 

「いつも」に飽きたなら、他人に頼ってはいけないのであった。

行列のガソリンスタンド

一昨日、夫の運転でガソリンスタンドに行った。

特に急を要する訳でもなかったが、

時間のある休日に安い店で入れておきたかったとのこと。

平日の正午寸前なんて空いているだろうとも思っていたが、

なんだ⁉ この劇混みは(・・?

どうやら増税前の駆け込みらしい。

目的が違った我が家には飛んだとばっちりだ。

まぁしかし、時間もあるので特にいらついたりはしなかった。

なので待ち時間にお得意の人間観察を始めた。

辺りを見渡すと驚くなかれ(実際は納得いくが)98%お年寄りではないか!

50歳も過ぎてダントツ若い客になっていた!

地域で最も安いとされるその店は、店員さんまでお年寄りだ。

お年寄りはだいたいがマイペースである。

 

後ろに何人いようがあせったりしない。

ゆっくりゆっくりだ。

気が付くと前の車のトランクが開いていた。

田舎ではたまにトランクに大物をつんで閉まらないまま走行する人もいるので

あまりに不思議ではなかったが、しばらくして原因がわかった。

マイペースな人が多いその光景に焦りを感じたドライバーのご婦人が、

前もって給油口を開けておいたつもりらしい。

しかしそのスイッチは残念ながら給油口ではなくトランクだったのだ。

 

天気も良かったのもあるが、行列のできたガソリンスタンドはイライラもせず

微笑ましい楽しい時間であった。

多分そのお年寄りたちは、その隣りの激安ホームセンターでトイレットペーパーも

買うに違いない。

間違いない (´∀`)

 

 

蕎麦と蓄膿症

前回の投稿から2ケ月が経ち、すっかり秋になった。

晴れた日は家中の窓を開けて風を入れるのが好きだ。

秋の風ほど清々しいのはないのだが、何だか臭い。

なんだかちょっとうんこ臭い。

蕎麦だ!田んぼに囲まれた近所には蕎麦の花が満開である。

残念ながら私は鼻が利く。

蕎麦の匂いは持病の蓄膿症に似ている。

そんな風を家中に取り込んで秋を感じる今日この頃である。

 

 

 

とうとう夏

とうとう暑くなってしまいました。

夏の音、夏の匂い、夏の気配満載の今日この頃です。

夏のいいところもあるけど、何が嫌って、

気が付くと体中が汗だくになっているのが嫌だ。

そう、にちゃにちゃになっているのですよ、身体中の皮膚が!

そして脇はべちゃべちゃ!

それもどうしてか右脇だけが・・。

そして脇の匂いを何度も嗅いでしまう気持ち悪い人間になってしまいました。

 

暑いとイライラします。

それに忙しかったり時間がなかったりするとイライラは倍増です。

心に余裕のある夏の暮らしをするのは至難の業です。

寸前のメロン

先週買ったメロンを食べた。

その店は地元の生産者自らが品出ししており、

たまたまメロンを並べているおじさんのお薦めメロンだ。

食べごろの日付が書かれていたのでその日に半分、

その二日後に半分食べたが、断然後者の方が美味しかった。

果物は食べ頃でこうも美味さが違うのか!

腐る寸前のメロンの味は最高であった。

 

野菜はそうもいかない。

採れたての野菜の美味しさも格別である。

この時期になると、方々から自家栽培の夏野菜を頂戴する。

朝採れのキュウリを夕食に酢の物にした。

止まらない。永遠に食べられると思った。

最後はキュウリに直接マヨネーズをかけてかじった。

ただ切って並べただけのトマトのなんと甘いこと!

なので、夏野菜は買うものではなくもらう物になってしまったのだ。

美味しかったので頂いた人を超褒める、

するとまたまた頂けるのだ!

断じて言う、確信犯ではない。

素直な気持ちを相手にお伝えするだけだ。

時に言葉は皆を幸せにする。

 

そろそろ桃の時期だなぁ・・