マック

たまに無性にマックのポテトが食べたくなる。

なので、昨日の昼食に行って来た。

新聞折込のマックの割引券チラシは車の中に置いてある。

大人にはチラシ効果は抜群だ。

ネットの画面上での割引チケットよりよっぽど信頼できる。

なにより紙を出せば最小限の会話で注文できる。

しかも平日のマックは落ち着いていていい。

子供たちには悪いが土日とはくらべものにならない。

 

私のちょっとした時間つぶしは人間観察だ。

ベストポジションに座って店内を観察していると全く飽きない。

なにせお金を払って食べているのだから、

口を動かしてれば一人でキョロキョロしていても変人とは思われないだろう。

家から一番近いマックは町唯一のファストフード店だ。

平日のそこの店の店員さんは、なんと全員おばさんだった!

全員というと少し語弊があるが、私より断然若い人もいたので・・。

注文して待っている時間も全然いやじやない、

厨房の全体を堂々と見学できるのだから。

その5人の人たちは、見事なチームプレーで昼の繫忙時間をこなしていた。

無駄な会話と動きは全くなかった。

ドライブスルーの注文をイヤフォンで聞きながらの作業なんて私には無理!

最近特に頭と会話の時間のずれが激しいと感じる私には至難の業だ。

 

マックはポテトがメインなのでハンバーグにあまりこだわりはない。

てりやき以外を注文した記憶もない。

レジ付近もドライブスルーの受け渡しも眺められる席で

ポテトをかじりながらあれこれ観察した。

ドライブスルーがあるのにわざわざ店内で注文して

持ち帰る人が結構いた。

店に入る前に外で、ドライブスルーで注文している人の会話を聞いた。

その人はなかなかに大きいはっきりした声で注文していた。

注文したはいいが聞き取りにくく、

再度同じ事を言わなければならない時ほど面倒なことはない。

言った方も聞いた方もちょっとしたストレスだ。

なので、がんばって聞き取りやすい注文をしなくてならない。

ドライブスルーの暗黙の了解なのだ。

わざわざ店内で注文する人は、そのプレッシャーが苦手な人なんだと

私の中で勝手に決めつけてしまう。

そう考えながらレジに並んでいる人を見るとだいたいそんな感じだ。

だって何を注文したかほとんど聞き取れなかったから。

しかしその中で異彩を放つ人物が1人!

年は20代前半、劇団員のように活舌がよくはっきりした声で注文していた青年が!

あんなに聞き取りやすくはきはきした青年がなぜ店内で注文!?

 

そんなどうでもよい想像をめぐらしながら1人にやにやしていた。

期間限定の「チーチーてり焼きハンバーグ」のセットを注文したのだが、

レジのお姉さんにすすめられた無料のコーヒーもある。

なんとお得なランチだった。

 

割引券はまだあるのでまた来よう。

ノンフィクションは飽きない。