炊飯器

炊飯器を買った。

もうずいぶん古くなったのはわかっていたが、

とりあえず炊くことはできたので

なかなか買うタイミングをつくらなかった。

背中をおしたのは甥っ子の

「このご飯美味しくない」だった。

たかが炊飯器、されど炊飯器。

そろそろとは思ってはいたが、甥っ子の衝撃発言!

こんなにショックな出来事で買うにいたるとは・・・。

 

とまぁ、たかが炊飯器で大げさな話にしましたが、

夫があっさりネットで注文した新しいブツが届きました。

第一印象は、「小さい!」

田舎生まれの私は、実家では炊飯器といえば2升炊きのガス釜だ。

人ごとがあった場合を考えると炊飯器はでかいのがいいに決まっている。

なので、結婚した時からずっと1升炊きを使っていた。

もうずいぶん前から2人暮らしなのに・・。

結婚して25年もたった今、その様な人ごとなんかない事にようやく気が付いた。

そして買ったのは5.5合炊きだ。

 

新しい家電を買って困るというか、面倒なのは使い方だ。

世の中のおばさんの一番の敵「取説」を読むこと。

他の電化製品なら夫にまかせればよいのだが、

炊飯器はそういう訳にはいかない。

現代の炊飯器は多種多様な使用ができる。

選択肢が多すぎる!ご飯さえ炊ければいいのに!

私は美味しいご飯さえ炊ければいいの!

イライラしながら、かすむページを頑張って読んだ。

 

さぁ、いよいよ炊飯!

炊きあがりはチャイムまで今どきだった。

そして、とてもとても美味しく炊くことができた。

買って良かった、「されど炊飯器」!

 

甥っ子に新しい炊飯器の画像を送った。

返事はいまだに無い、「たかが炊飯器」では。